誰かの役に立てる記事を書きたい
- 又吉 朝香入社年数:3年目
- 編集局 政経部 経済班
職種:記者
出身校:琉球大学
学生時代に沖縄文学を読んだことから沖縄のことをもっと知りたいという思いが強くなり、新聞記者を志しました。新卒のタイムスの採用試験で落ちてしまったのですが、琉大のマスコミ専攻の友達から「運動部でバイトをすると受かるらしいよ」という噂をききつけ、友達の紹介で運動部のスポーツひろばの面の地域のスポーツ記事結果の記録打ちのバイトをしながら、就職浪人を経て入社しました。
入社してからは経済班に3年間所属しています。1年目は農業、2年目は農業と小売り、3年目は観光を担当しています。主に企業の方から県経済の動きを学んで取材し、記事を書いています。最近は県知事選取材班に配属され、選挙取材をしました。経済担当なので、経済界との関わりが深い自民党推薦の佐喜真淳氏を担当し、経済界の人から選挙の情勢を教えてもらいながら取材しました。
1番うれしいのは取材先や知り合いから「記事を読んだよ~」などと、反響があるとうれしいですし、やる気につながります。入社1年目のときに、コロナ禍で観光客数が激減したことにより、紅イモタルトを生産する企業が紅イモペーストの在庫を抱えているという記事を書きました。その記事がきっかけとなり、県内企業が紅イモタルトを買い取るなどの支援の輪が広がって取材先から感謝してもらったことは、とても印象に残っています。誰かの役に立てるような記事を書きたいという思いが強くなりました。
数字や固有名詞など、記事に間違いがないように気をつけています。新聞の強みは正確さ。ネットでの情報などは取材なしで出回っている情報が多く、信ぴょう性にかけるものも多いですが、新聞記事は記者が取材し世に出るものです。取材相手から教えてもらった正しい情報を読者に伝えるため、何度も確認して記事を出稿しています。
3年間、経済班に所属していたのですが、来年は社会部なども体験し、沖縄戦や地域の取材もしてみたいです。経済はデータを基に単調な記事が多いのですが、社会面のように読み物のような記事も書いてみたいです。
毎朝、沖縄タイムスと県内他紙は読みます。出社してから日本経済新聞があるのでチェックして全国のニュースも把握します。
沖縄タイムス社総務部
〒900-8678 沖縄県那覇市久茂地2-2-2
タイムスビル12階
電 話: 098-860-3548