『沖縄タイムス』は、沖縄戦で荒廃した郷土に立ち、米国の施政権下にあって、 住民の声を伝え、復興の歩みを記録してきた。沖縄はいまだ困難な歴史の過程にある。 私たちは先人たちが築いてきた信頼を基に、県民とともに歩む報道を続け、想像力のある事業でよりよい未来を開きたい。

沖縄の戦後 沖縄タイムスの歩み
2010(平成22年)
1/24
名護市長選挙で普天間飛行場の辺野古移設に反対する稲嶺進氏が当選
4/1 送信された紙面データを直接、印刷版に焼き付ける「CTPシステム」導入。写真や文字がよりクリアに。
8/22
第92回全国高校野球大会で興南高校の県勢初の春夏連覇を伝える紙面で、ニュース紙面で初のラッピング」実施
2011(平23年)
3/11
東日本大震災発生
3/14
東日本大震災関連で「夕刊特別号」として10日まで毎日4ページを発行、宅配
2012(平24年)
9/1
沖縄科学技術大学院大学開学。18の国と地域から34人入学
9/9
オスプレイ配備に反対する沖縄県民大会
10/1
米軍普天間飛行場にオスプレイ配備
10月 NECの新聞制作システムを導入。高齢者にも読みやすいユニバーサルデザインフォントを採用。
12/3
那覇市久茂地に新社屋「タイムスビル」完成
2013(平成25年)
1/27 オスプレイ反対東京行動で、全41市町村の代表が配備反対をアピール
12/27 仲井真弘多知事が辺野古埋め立て承認
1/1 4コマ漫画「おばぁタイムス」が社会面で毎日連載
1/25 第1回ふるさと元気応援企画「伊江島の芸能・物産フェア」開催
7/7 しまくとぅば新聞「うちなぁタイムス」創刊
2014(平成26年)
9/21 沖縄三越閉店
11/16
県知事選で辺野古新基地建設反対を掲げた翁長雄志氏が当選
2015(平成27年)
戦後70年
4/25 県内最大の売り場面積を持つイオンモール沖縄ライカムが開業
2016(平成28年)
5/19 女性暴行殺害事件で元米海兵隊員逮捕
6/19 「被害者を追悼し海兵隊の撤退を求める県民大会」が開かれる
12/13 名護市安部の海岸に米軍普天間飛行場所属のオスプレイ1機が墜落
2017(平成29年)
4/25 名護市辺野古の新基地建設に向けた埋め立て開始
9/17 ゴルフの宮里藍さんが引退
12/13 宜野湾市の普天間第二小学校運動場に米軍のCH53E大型輸送ヘリの窓が落下
4/2 「週刊 沖縄空手」スタート
12/5 「沖縄タイムス伝統芸能選考会・選抜芸能祭」メセナアワード優秀賞受賞
2018(平成29年)
8/8
翁長雄志県知事が死去
9/16
歌手の安室奈美恵さんが引退
7/1 沖縄タイムスが創刊70周年
8/2 引退が決まった安室奈美恵さんの四半世紀の軌跡をたどる展示会「namie amuro Final Space」を開催
2019(令和元年)
2/24 米軍新基地建設に必要な名護市辺野古沖の埋め立ての賛否を問う県民投票で「反対」が投票総数の71.7%
10/31
首里城正殿など主要な建物が火災で焼失
2020(令和2年)
新型コロナウイルス感染症が拡大
3/26 那覇空港第二滑走路が開業
10/8
首里城火災「焼け落ちた沖縄の象徴」が日本新聞協会賞を受賞
2021(令和3年)
7/26
「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」が世界自然遺産に登録
8月・9月 東京オリンピック・パラリンピック開催
10/28 琉球舞踊立方で琉球舞踊真踊流相談役の宮城幸子さんと琉球舞踊重踊流宗家の志田房子さんが重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定
12/27
新しい輪転機が始動。最大32ページのカラー印刷が可能に
2022(令和4年)
3/24 情報サービス業のNansei(ナンセイ)を完全子会社化。アナログコンテンツのデジタル化に着手
名護市長選挙で辺野古移設反対を訴えた稲嶺進氏が当選したことを伝える記事=2010年1月25日
2009年に県外移設を掲げて誕生した鳩山民主党政権が移設先を巡って迷走を続けるなか、名護市長選挙が10年1月24日、実施された。名護市辺野古沿岸へのV字形滑走路建設で政府と基本合意した現職の島袋吉和氏と、辺野古移設に反対する新人の稲嶺進氏が対決。稲嶺氏が島袋氏を1588票差で破り、当選した。
興南高校の甲子園春夏連覇を伝える「ラッピング」紙面=2010年8月22日
広告以外では初めての「ラッピング」で興南高校春夏連覇の偉業を報じた。表は超大判の写真、裏は選手一人ひとりの写真とコメントを並べ、本紙を包む(ラッピング)形で発行した。
東日本大震災発生を伝える号外=2011年3月11日
午後2時46分に発生した東日本大震災は、マグニチュード9.0と日本周辺における観測史上最大の地震となった。高さ10メートル以上の巨大な津波が発生し、東北地方を中心に死者・行方不明者1万8432人(2018年9月10時点)という大きな犠牲が出た。福島県の東京電力福島第一原子力発電所が被災し、電源を喪失、原子炉を冷却できなくなり、三つの原子炉で炉心溶解(メルトダウン)が発生。大量の放射性物質が外に漏れる重大な事故になった。
東日本大震災の被害状況を伝える「夕刊特別号」=2010年3月14日
被害や原発事故の状況が刻々と変化していく中で、迅速な報道のため、「夕刊特別号」を制作、14日から19日まで毎日全4ページを発行し、購読者に配達した。
沖縄科学技術大学院大学(OIST)開学の特集紙面=2012年9月3日
「沖縄科学技術大学院大学(OIST)が開学。18の国と地域から34人の1期生が入学、これまですでに440以上の論文を発表している研究分野に加え、教育機関としても本格スタートを切った。新入生や研究員には県出身者もおり、世界の優秀な人材としのぎを削る。」と伝えた。
「オスプレイ配備に反対する沖縄県民大会」の様子を伝える紙面=2012年9月10日
「オスプレイ配備に反対する沖縄県民大会」が9日、10万1000人(主催者発表)が参加して宜野湾海浜公園で開かれ、オスプレイ配備計画の即時撤回と米軍普天間飛行場の閉鎖、撤去を日米両政府に求める決議を採択した。
米軍普天間飛行場にオスプレイが配備されたことを伝える記事=2012年10月2日
「沖縄側が配備中止を強く求める中、米軍は普天間への移動を強行。民意に反して配備を始めた日米両政府と沖縄側の隔たりは決定的となり、激しい県民の反発を招くことは必至だ」と報じた。
タイムスビル(2012年12月~)
12月18日付で第1集24ページ、第2集20ページの別刷り特集を制作。第1集には「沖縄の政治・行政・経済活動の中心地である久茂地の『原点』に戻り、沖縄の声を伝える情報・言論機関として県民と共に未来へ歩む」と記した。
東京行動を伝える紙面=2013年1月28日
「オスプレイ配備に反対する沖縄県民大会」実行委員会の「NO OSPREY東京集会」が27日、県内外から4000人(主催者発表)が参加して東京の日比谷野外音楽堂で行われ、オスプレイの配備撤回と米軍普天間飛行場の閉鎖・返還、県内移設断念を県内外で連帯して求めていく決意を確認した。
仲井真知事が埋め立てを承認表明を伝える号外=2013年12月27日
「知事は自らの公約である『県外移設』の主張は堅持すると説明。市街地にある普天間飛行場の危険性を早急に除去し、固定化を回避しなければならないと考え最終決断した。ただ、県民世論の強い反発を招くのは必至」と報じた。
社会面での連載が始まった「おばぁタイムス」=2013年1月1日
県内在住の漫画家・大城さとし作の4コマ漫画「おばぁタイムス」の連載は2005年1月5日、「ダーヴァ」面で始まった。シュールな世界観で人気を集め、13年1月1日からは朝刊社会面で毎日連載に。14年から単行本化され、15年には「第1回沖縄書店大賞」を受賞した。本紙の顔として定着している。
第1回ふるさと元気応援企画「いめんしょり伊江島んかい芸能と物産フェア」特集紙面=2013年1月24日
いめんしょり伊江島んかい芸能と物産フェアを1月25日~27日に開催した。1階では特産のピーナツ菓子やモズク、ラム酒などが展示販売され、伊江牛の牛汁などの飲食コーナーを設置。ギャラリーで観光パネル展、ホールでは「伊江島の村踊」が上演され、多くの来場者でにぎわった。
しまくとぅば新聞「うちなぁタイムス」=2013年7月14日
創刊にあたり「2006年に『しまくとぅばの日』が県条例で制定され、県民がしまくとぅばを再評価・再認識してから7年。継承に向け機運は高まった一方、普及については十分に浸透しきれていない現状がある。この時期にしまくとぅば新聞『うちなぁタイムス』を週1回の企画として新たにスタートさせ、広く県民が考える契機としたい」と内外にアピールした。
電子新聞「沖縄タイムス+プラス」
13年11月22日に電子新聞「沖縄タイムス+プラス」を創刊した。本紙と同じ紙面をパソコンやスマートフォンで、当日午前5時から読めるようになった。電子新聞では告別式案内や『ワラビー』、また『ほ~むぷらざ』や『タイムス住宅新聞』『らくら』などすべての副読紙・誌を読めるようにした。
沖縄三越閉店を伝える記事=2014年9月21日
1957年創業の老舗百貨店、沖縄三越は21日午後7時40分、最後の客を見送った後、正面入り口前で全社員が集まり閉店セレモニーを行い、57年の歴史に幕を下ろした。沖縄タイムスでは閉店当時の様子をYouTubeでも配信した。https://www.youtube.com/watch?v=zLei6ItmE2o
県知事選で翁長雄志氏が当選したことを伝える紙面=2014年11月17日
辺野古海域の埋め立てを承認した現職の仲井真知事に対し、前那覇市長の翁長雄志氏が辺野古移設反対を掲げて挑んだ。翁長選対は、「オール沖縄」を標榜して社民、社大、共産の革新政党に加え、保守系那覇市議団の大半と複数の大手企業グループも参加。翁長氏が仲井真氏に約10万票の大差をつけて初当選した。
戦後70年の新年企画「戦世からぬ伝言」=2014年10月10日
「戦争体験世代の生の声が日々、細っていく中、20~40代の記者たちができるだけ多くの証言に耳を傾け、記録しよう」と、4ページの特集を15年9月7日まで全8回掲載した。デジタル部も、沖縄戦の様相をデジタルコンテンツとして伝える試みを進めた。GIS沖縄研究室と共同で「具志頭村 空白の沖縄戦」を制作。この試みが紙面企画と連動した「沖縄戦デジタルアーカイブ 戦世からぬ伝言」につながり、15年6月19日から公開した。
イオンモール沖縄ライカム開業の日の様子を伝える記事=2015年4月26日
北中城村の米軍泡瀬ゴルフ場跡地で25日、開業したイオンモール沖縄ライカム。ゴールデンウイーク初日と重なり、大勢の買い物客や家族連れで終日にぎわった。
県民大会の当日紙面をラッピングした米軍関係者による重大事件・事故の年表=2016年6月19日
県民大会は19日、奥武山公園陸上競技場で開かれ、被害者を悼んで6万5000人(主催者発表)が集まった。
沖縄タイムスでは「命、尊厳 もう奪わせない」と題し、米軍が上陸した1945年から2016年までの米軍関係者による620件を超える「強姦殺人」「殺人」「交通死亡」「強姦」事件の年表で本紙をラッピングし、米軍基地が集中するゆえの沖縄の人々の犠牲を可視化した。
名護市安部の海岸にオスプレイが墜落。写真はメディア規制前に事故機に近づき撮影した=2016年12月14日
機体は大破し、乗組員5人のうち2人がけがをした。国内への配備後初めて負傷者が出た重大事故で、オスプレイ配備に反対してきた県民の間に衝撃が広がった。事故を受け、翁長知事は即時飛行停止と配備撤回を要求。日本政府も原因究明や安全が確認されるまでの飛行停止を求めた。しかし、米軍は「県民や住宅に被害を与えなかったことは感謝されるべきだ」と主張し、事故から6日後の19日、全面的に飛行を再開した。
家庭の貧困が健全な育ちに影響する「子どもの貧困」がクローズアップされる中、沖縄タイムス社は、企業・個人から寄せられた支援金を子どもの貧困対策に取り組む団体などへの助成に充てる「沖縄こども未来プロジェクト」を創設した。17年度からは、小中学校に入学する非課税世帯の児童・生徒に、返還不要の「入学応援給付金」の贈呈も始めた。「新品の制服を買うのは難しく、知人から譲ってもらう予定だったので、子どもと受給を喜びました」などと感謝の声が寄せられた。
起案者がウェブサイトを通じてアイデアやプロジェクトをPRし、共感した人から資金を集める「クラウドファンディング」は、デジタル分野での社会貢献や、課題解決のための応援者を呼び込み、新聞社の新たな価値を創造することを狙いとした。本紙連載で取り上げた大城勝史さんの「認知症の私は『記憶より記録』」の出版などが実現した。
辺野古新基地建設に「反対」が61%だった県民意識調査の結果を伝える記事=2017年4月25日
沖縄防衛局は埋め立ての前提となる護岸工事に着手した。沖縄タイムスと朝日新聞社、琉球朝日放送の県民意識調査では、辺野古の新基地建設に「反対」と答えた人が61%で「賛成」の23%を大きく上回ったとして同日付の紙面に掲載した。
宮里藍さんの現役引退特集=2017年9月22日
女子ゴルフで元世界ランキング1位の宮里藍さん(東村出身)が9月17日、現役を引退した。高校3年生だった2003年にアマチュア最年少でプロツアーで優勝を果たすなど、ゴルフ界に旋風を巻き起こした存在だった。
普天間第二小学校の運動場に普天間飛行場所属ヘリの窓が落下したことを伝える記事=2017年12月14日
宜野湾市立普天間第二小学校で体育の授業が行われていた運動場に、普天間飛行場所属のCH53E大型輸送ヘリの窓が落下した。窓は約90センチ四方、重さ約8キロで、落下場所から十数メートルの距離にいた児童が、風圧で飛んできたものが左ひじに当たり痛みを訴えた。子どもたちの安全を脅かす事態に、県民の反発が高まった。
「週刊沖縄空手」創刊号=2017年4月2日
08年に空手4団体が沖縄伝統空手道振興会を設立。空手界の興隆への機運が高まり、16年に県に空手振興課が設置され、17年に沖縄空手会館が開館した。また、東京オリンピックで正式種目となり、ますます空手に対する関心が高まることを見通し、「週刊沖縄空手」を17年4月2日、開始した。
沖縄タイムス伝統芸能選考会と選抜芸能祭が「メセナアワード2017」で優秀賞を受賞した=2017年11月28日、東京・スパイラルホール
「企業メセナ協議会」が芸術や文化振興による社会創生(メセナ)活動に貢献した企業団体を顕彰する「メセナアワード2017」の贈呈式が17年11月28日、東京都内で開かれ、沖縄タイムス伝統芸能選考会と選抜芸能祭が優秀賞(しまんちゅ心と技賞)を受賞した。
翁長雄志県知事の死去を伝える号外=2018年8月8日
5月に膵臓がんを公表していた翁長雄志知事は、7月27日に辺野古埋め立て承認撤回の意思を表明した。沖縄の主体性を掲げ、辺野古新基地建設反対を訴えて多くの県民に支持された翁長知事だったが、撤回表明からわずか12日後の8月8日、死去した。67歳だった。
クラウドファンディングサイトLink-Uで募集した安室さんへのメッセージ広告でのラッピング=2018年9月16日
歌手の安室奈美恵さんが引退。感謝を伝える広告が引退の日の16日、沖縄タイムス紙面に掲載された。安室さんが生まれ育った那覇市首里の街並みと青空をバックに「ありがとう」などの言葉とともに、約1800人の名前がぎっしりと並んだ。メッセージ広告でのラッピングに加え、8ページの特集を発行。17日付は最終ライブと花火大会の写真特集でラッピングして発行した。
沖縄タイムス70周年別刷り特集「沖縄県民と歩いて70年」=2018年7月1日
この年、就任した武富和彦社長は、7月1日付紙面で「新聞を取り巻く環境は厳しいものがありますが、あらゆる権力に屈せず、時代におもねることなく、変化に対応しながら、沖縄の主体性に基づいた公正で気品ある言論、表現活動を続けていきます。沖縄タイムスは、これからも県民とともに、地域とともに歩みます。」と述べた。
安室さんの四半世紀の軌跡をたどる展示会「namie amuro Final Space」=8月2日~9月16日、プラザハウスショッピングセンター
東京、大阪、福岡、沖縄の4都市でそれぞれ開催され、各会場で異なるテーマ設定や展示をすることが話題となった。タイムスビルの国道側に縦8.76メートル横5.4メートルの特大ポスターを貼りだして注目を集めた。
名護市辺野古沖の埋め立て賛否を問う県民投票の結果を伝える記事=2019年2月25日
名護市辺野古の米軍新基地建設に必要な埋め立ての賛否を問う県民投票が24日、投開票された。3択のうち、埋め立てに「反対」は43万4273票に上り、投票総数の71.7%を占めた。「賛成」11万4933票で、反対が賛成の3.8倍に達した。「どちらでもない」は5万2682票。
首里城焼失を伝える号外=2019年10月31日
「現場付近では周辺住民に警察が避難を呼び掛けた。ぼうぜんとして首里城を見つめる住民らの姿も。近くに住む18歳の女性は『家のベランダまで火の粉が飛んできて降りかかってこないか怖かった』と話した。50歳女性は『サイレン音で起こされて、見ると首里城が燃えていた。沖縄のシンボルが失われるのが悲しい』と心配そうに見つめた。」と報じた。
2018年6月26日、シェアオフィスの運営・開発に関わる株式会社マッシグラと共同で出資し、株式会社マッシグラ沖縄タイムスを設立した。那覇市内の一等地にビルを構えるという強みを生かし、2階ギャラリーの一部を「コワーキングオフィス」に改装してスペース単位で貸し出し、人と情報が交わる新しいメディアの在り方を提案した。
那覇空港第二滑走路開業の特集紙面=2020年3月25日
「2本以上の滑走路を有する国内6番目の空港の誕生となる。安定的に運用できる年間の離着陸回数は24万回に拡大し、24時間運用が可能となる。那覇空港の機能が拡充することで、人や物資の往来がこれまで以上に活発化し、県経済発展の追い風となりそうだ。離着陸時の混雑も大幅に改善され、定時運航にもつながるなど、多くのメリットが期待される。」と報じた。
朝刊より早い告別式情報アプリ「お悔やみ速報沖縄 しまダビ」をリリース。これまで式当日の朝刊でしか知ることができなかった情報を「速報」として式前日に配信するサービス。前日に分かるから余裕をもって参列の準備ができ、また参列がかなわない時でも弔電・供花・香典(代行サービス)がワンストップで注文できるEC機能も搭載。
首里城正殿焼失を伝える記事=2019年11月1日
2020年度日本新聞協会賞に選ばれた「焼け落ちた沖縄の象徴」は、2019年10月末の首里城火災で、燃え盛り崩れ落ちる首里城を小型無人機ドローンで上空から撮影したほか、涙を流す住民の姿などを収めた。県内の識者は「喪失感という県民感情を捉えた写真群だ」と評価した。
ユネスコが「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」の世界遺産登録を決定したことを伝える記事=2021年7月27日
世界遺産の登録を審査する国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産委員会は26日、日本政府が世界自然遺産に推薦した「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」の登録を決定した。国内の自然遺産登録は2011年6月の小笠原諸島(東京都)以来、10年ぶり5件目。
2021年県内スポーツ十大ニュース特集紙面=2021年12月31日
空手男子形の喜友名諒(劉衛流龍鳳会)が沖縄県勢初の金メダリストとなった。野球の平良海馬(西武)も日本悲願の金メダルに貢献。沖縄初の五輪レスラーとなった男子グレコローマンスタイル77キロ級の屋比久翔平(ALSOK)が銅メダルに輝いた。パラリンピックは、陸上男子車いすT52の400メートルと1500メートルで上与那原寛和(SMBC日興証券)が銅メダルを獲得。北京大会での車いすマラソンの銀メダルと合わせ、県民では前人未到の三つのメダルとなった。
宮城幸子さんと志田房子さんの重要無形文化財保持者(人間国宝)認定特集=2021年11月3日
重要無形文化財保持者(人間国宝)に琉球舞踊立方で琉球舞踊真踊流相談役の宮城幸子さん、琉球舞踊重踊流初世宗家の志田房子さんがそれぞれ認定された。琉球舞踊が2009年に国の重要無形文化財に指定されて以降、初めての人間国宝(各個認定)が誕生した。
音声でニュースを届ける「サクッと沖縄」をスタート。音声配信アプリ「Voicy(ボイシー)」の沖縄タイムス専用チャンネルから聴取できる。月から金曜日までは若手社員5人が、沖縄タイムス紙面のニュースを読み上げ、沖縄の今をお伝えします。土・日曜日は、記者たちがニュースの現場や取材の裏側を深掘りします。
全ページフルカラーキャンペーンのイメージポスター
32ページカラー印刷が可能な最新鋭機は、三菱重工機械システム(本社・神戸市)製の「DIAMONDSPIRIT」(ダイヤモンドスピリット)。全ページカラー化で、これまで以上に鮮やかでワクワクする紙面を読者、県民に届けられるようになった。
ナンセイ社を子会社化したことを伝える記事=2022年3月25日
ナンセイの持つデジタルアーカイブ技術を活用して沖縄タイムス社が所有する古写真などアナログコンテンツのデジタル化を進める。沖縄タイムス社が外部企業をM&Aにより承継するのは今回が初めて。